いつも最初に張り紙を読んでくれる人【第6話】
村に来た頃は、誰も見ていないと思っていました。
今日のことばを置いて、
いつものように村を眺めていました。
☕🌿
時々、
後から気づくことがあります。
毎日当たり前のように見ていた景色の中に、
大切なものがあったことを。
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その日も、
コーヒーを飲みながら、
窓の外を眺めていました。
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そして、
ふと思ったのです。
そういえば最近、
いつも最初に張り紙を読んでくれる人がいるな。
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新しい張り紙を貼るたびに、
気づけば読みに来てくれている人。
感想を残してくれたり、
時々、広場で声をかけてくれたり。
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最初は偶然だと思っていました。
でも、
次の日も。
その次の日も。
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気づけば、
村のあちこちで見かけるようになっていました。
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ある日、
通知を開いてみました。
そこには、
見慣れた足跡がありました。
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別の日も。
そのまた次の日も。
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どうやら、
いつも同じ人が村を歩いているようです。
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「わぁ、また来てくれた。」
気づけば、
なんだか嬉しくなりました。
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村に来たばかりの頃のよしみは、
誰からも見られていないんだなと思っていました。
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張り紙を貼っても、
風に揺れているだけ。
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読んでくれる人がいるなんて、
まさか思ってもいませんでした。
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もし読まれたとしても、
つまらないと思われたらどうしよう。
そんなことばかり考えていました。
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だからこそ、
いつも同じ場所に残っている足跡が、
嬉しかったのかもしれません。
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でも、
その足跡を見ているうちに、
ふと思ったのです。
私はずっと、
まだ来ていない誰かばかり見ていたのかもしれない。
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本当は違いました。
もうすでに、
ここに来てくれている人がいたのです。
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過去を振り返ってみると、
迷ったとき。
立ち止まったとき。
もう少し頑張ってみようかなと思えたとき。
不思議といつも、
誰かが声をかけてくれました。
励ましてくれた人。
応援してくれた人。
何気ないひと言を残してくれた人。
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私はいつも、
いいタイミングで人に支えられ、
元気をもらってきたような気がします。
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今回も、
ひとりじゃないんだなと
なんだか、勇気をもらった気がしました。
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私はすぐにその人に、
いいねを返しました。
コメントも返しました。
でも、
それだけでは足りない気がしました。
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ありがとうございます。
嬉しいです。
励みになります。
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そう言葉にしても、
本当に伝えたい気持ちの全部は、
なかなか届きません。
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どうしたら、
この感謝を返せるのだろう。
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しばらく考えて、
ひとつだけ分かったことがあります。
それは、
また言葉を書くことでした。
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張り紙を読んでくれる人がいる。
だから今日も書く。
それが今のよしみにできる、
一番のありがとうなのかもしれません。
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そのことを考えながら、
しばらく窓の外を眺めていました。☕📖🌿
この物語は、
誰かより早く大きなお城を建てる話ではありません。
比べて落ち込んだ日も、
またひとつ石を積める物語です。
よかったら、また村へ遊びに来てください🏡🌿✨






よしみさん、こんにちは
「張り紙を読んでくれる人がいる。
だから今日も書く」共感します。
読んでくれる人がいると思うと、また書きたくなりますね。
すてきな村の物語、訪れる度に、心がほっこり癒されます。
いつもありがとうございます🎶
よしみさん
こちらこそです😊
とても共感できます😊✨
これからもどうぞよろしくお願いします🙇