冷蔵庫の中の一週間【第25話】
少し手間のかかるものたち
土曜日の朝になると、
私は食材の買い出しへ出かけます。
特別なこだわりがあるわけではありません。
ただ、それが一週間のリズムになりました。
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買ってきた日は、
すぐ食べられるものから使います。
お刺身だったり、
サラダだったり。
少し手を加えるだけで食卓に並ぶものたちです。
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数日経つと、
冷蔵庫の景色が少しずつ変わります。
残っているのは、
煮込まないとおいしくならない野菜。
下ごしらえが必要なお肉。
切って、炒めて、味をつける。
少し手間のかかる食材ばかりです。
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不思議だなと思いました。
最後に残るのは、
手間がかかる食材です。
でも、それは、
嫌いだから残っているわけではありません。
時間をかけることで、
もっとおいしくなるものたちです。
だから私は、
インスタント食品をほとんど買いません。
時間をかけることも、
暮らしの味のひとつだと思っているからです。
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人との関係も、
少し似ているのかもしれません。
すぐ仲良くなれる人もいれば、
時間をかけて少しずつ分かり合える人もいる。
焦らず向き合った時間は、
きっと無駄にはならない。
むしろ、
時間をかけたからこそ生まれる信頼もあるような気がします。
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冷蔵庫の中には、
一週間の暮らしが並んでいます。
そして、
最後まで残るものは、
後回しにしていたものではなく、
「ちゃんと向き合いたいもの」
なのかもしれません。
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今日も冷蔵庫を開けながら、
「さて、何を作ろうかな。」





冷蔵庫に残りがちな食材の分析から人との付き合い方のコツに思考が移り変わる。
私も構造をみて、これも同じかもと考える事が多いので、読んでいてとても分かりやすかったです。
よしみさん、おはようございます。
1週間の献立にも簡単なもの→手が込むものへという流れがあるんですね。
目から鱗でした。